片付け・整理 / 資料確認日:2026-10-28
引越しで慌てないための見積もり・契約の確認表
国民生活センターは2026年2月、全国の消費生活センター等に寄せられる引越トラブルの相談が徐々に増えていると注意を呼びかけました。相談は、新生活を迎える3月から4月に増える傾向があるとされています。見積もりから引越し当日まで、確認しておきたいことをまとめました。
1.公表されている主な相談事例
- 事業者が養生をせずに荷物を運び出し、廊下や階段のクロス、床やドアに多数の傷が入った
- 見積もりのときにエアコンの脱着作業や高所作業の追加費用の説明がなく、引越し当日に請求された
- オンラインで見積もりを取って契約したが、荷物がトラックに載りきらず積み残された
- 見積もりのときに段ボールを置いていった事業者と契約しなかったところ、自己負担で段ボールを返送するよう言われた
2.見積もり・契約の前に確認すること
- 依頼内容に合った方法で見積もりを取ったか(必要に応じて、実際に荷物を見てもらうなど)
- エアコンの取り外し・取り付けなど、運搬以外の作業の料金が見積もりに含まれているか確認したか
- 約款や見積書を読み、疑問点を契約の前に確認したか
- 契約前に段ボールなどの資材を受け取る場合、契約しなかったときの扱いを確認したか
- 見積書に書かれた荷物の量と、実際の荷物の量に違いがないか
3.解約・延期の手数料
国土交通省によると、国の「標準引越運送約款」は2018年6月1日に改正され、お客様の都合で解約・延期する場合の手数料は次のようになりました。
| 前々日より前 | 手数料なし |
|---|---|
| 前々日 | 運賃及び料金の20%以内 |
| 前日 | 運賃及び料金の30%以内 |
| 当日 | 運賃及び料金の50%以内 |
標準引越運送約款では、事業者は引越し日の3日前までに、見積書の内容に変更がないかを確認することになっています。確認がなかった場合は、解約・延期の手数料を請求できません。また、事業者によっては標準引越運送約款とは異なる約款を使っていることがあります。予定が変わる可能性があるときは、契約前に約款と見積書で解約・延期の条件を確認しておきましょう。
4.引越し当日と、その後
国民生活センターは、傷や故障のトラブルに備えて、引越し前後の状況を記録しておくよう勧めています。
- 引越し前に、家具や家電、建物の廊下・階段・床・ドアの状態を写真で残したか
- 搬出・搬入の後、同じ場所の状態をもう一度確認したか
- 傷や故障に気づいたら、記録を添えて早めに事業者に伝えたか
引越しの前に不用品を整理しておくと、荷物の量が減り、見積もりも比べやすくなります。不用品の処分・買取で迷ったときの確認表もご覧ください。
5.困ったときの相談先
消費者ホットライン「188(いやや!)」
不安に思った場合やトラブルが起きた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。見積書、約款、事業者とのやり取りの記録、傷の写真を用意しておくと相談がスムーズです。