片付け・整理 / 資料確認日:2026-10-27
遺品整理・実家の片付けを業者に頼む前に確認したいこと
遺品整理や実家の片付けは、量が多く、気持ちの整理も必要な作業です。業者に依頼する場合、料金や作業内容をめぐるトラブルの相談が国民生活センターに寄せられています。依頼前に家族で準備しておきたいことと、業者選びの確認点をまとめました。
1.依頼前に家族で決めておくこと
国民生活センターは、残す物と処分する物を明確に分けておくよう呼びかけています。作業当日に迷わないよう、家族で話し合っておきましょう。
- 残す物(思い出の品、重要書類、貴重品など)と処分する物を分けたか
- 判断がつかない物を、いったん保管する場所を決めたか
- 作業に立ち会う人と、費用の負担について家族で話し合ったか
2.見積もりと契約で確認すること
| 確認すること | 理由・ポイント |
|---|---|
| 複数社の見積もり | 業者によって料金や作業内容が異なるため、比べてから選びます。 |
| 見積書の中身 | 作業内容と費用が明確に書かれているか確認します。 |
| キャンセル料 | どの時点からいくらかかるのかを、契約前に確認します。 |
| 追加料金の条件 | 作業当日に料金が増える場合の条件を聞いておきます。 |
3.処分を頼むときは「許可」を確認
家庭から出るごみ(廃棄物)を回収できるのは、市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けた業者か、市区町村から委託を受けた業者です。環境省は、古物商の許可や産業廃棄物処理業の許可では家庭ごみを回収できないとしています。
まだ使える物の買取と、ごみの処分は別の手続きです。処分を誰がどの許可で行うのかを確認しましょう。許可業者の確かめ方は不用品の処分・買取で迷ったときの確認表にまとめています。
4.スマホやパソコンの中の「デジタル遺品」
国民生活センターは、故人のスマホが開けずネット銀行の契約先が分からない、サブスクリプションの請求を止めたくてもIDやパスワードが分からない、といった相談事例を紹介し、今のうちから「デジタル終活」を考えておくよう呼びかけています。
- 万一のときに、家族がスマホやパソコンのロックを解除できるよう準備したか
- ネット上の資産やサブスクリプションについて、サービス名・ID・パスワードを整理したか
- エンディングノートの活用や、スマホ等のアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスの利用を検討したか
パスワードなどを書き残す場合は、他の人の目に触れない場所に保管し、保管場所は信頼できる家族にだけ伝えておくと安心です。スマホやパソコンを処分・譲渡する前には、中のデータや契約の確認も忘れないようにしましょう。
5.困ったときの相談先
消費者ホットライン「188(いやや!)」
全国共通の電話番号です。最寄りの消費生活センター等を案内してもらえます。
事業者とトラブルになったときは、一人で悩まずに消費生活センター等に相談してください。