住まい・暮らし / 資料確認日:2026-10-27
ハウスクリーニングを依頼する前の確認事項
エアコンや浴室、換気扇などの掃除を専門の事業者に頼むときは、料金だけでなく、作業の範囲、追加料金の条件、万が一の補償まで確認しておくと安心です。国民生活センターや消費者庁などの公開資料をもとに、依頼前に確認したい点をまとめました。
1.見積もりと料金を比べる
国民生活センターには、電話で安い料金の作業を了承したところ、訪問後に別の場所のクリーニングも勧められ、相場が分からないまま高額な契約をしてしまったという相談が寄せられています。料金の表示だけで決めず、内容を比べてから契約しましょう。
- 複数の事業者から見積もりを取り、サービス内容と料金を比べたか
- 広告に出ている料金で、どこまでの作業ができるのか確認したか
- 汚れの程度や機種によって追加料金がかかる条件と、その金額の目安を聞いたか
- 見積書に作業内容、料金の内訳、キャンセル料が書かれているか
- 当日に別の作業を勧められても、その場で決めずに検討できるか
説明や料金に納得できない場合は、契約をはっきり断ることも大切です。
2.作業中の故障や破損に備える
クリーニング中に設備が故障したり、壁・床・家具が傷ついたりした場合の対応は、契約前に確認しておきましょう。作業中に部品が壊れ、修理を約束した事業者と連絡が取れなくなったという相談事例も公表されています。
- 作業中の故障や破損に対する補償の内容を確認したか
- 事業者が損害保険に加入しているか確認したか
- 事業者の名称、所在地、連絡先を控えたか
- 作業前に設備の状態を一緒に確認し、気になる箇所は写真などで残したか
3.エアコンクリーニングで確認したいこと
国民生活センターは、エアコンを依頼する場合はクリーニングの方法も確認し、必要に応じてメーカーに問い合わせるよう呼びかけています。また、製品評価技術基盤機構(NITE)は、エアコン内部の電気部品に洗浄液がかかり、発火して火災に至った事故を紹介しています。
- どの部分を、どのような方法で洗浄するのか説明を受けたか
- 電気部品に洗浄液がかからないよう、どのように保護するのか確認したか
- 機種によって注意点がある場合、メーカーの案内を確認したか
- 作業後に正常に動くかどうか、事業者と一緒に確認できるか
市販の洗浄剤を使うときも、内部に液が入り込まないよう注意が必要です。NITEは、できるだけ専門の事業者に相談してから洗浄するよう案内しています。
4.クーリング・オフが使える場合
国民生活センターは、一定の要件を満たせば、ハウスクリーニングの契約でもクーリング・オフが適用できる場合があるとしています。特定商取引法の主な条件は次のとおりです。
- 訪問販売・電話勧誘販売の場合:法律で定められた書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、書面または電磁的記録(メールなど)で契約を解除できます。
- 自分で事業者を呼んだ場合:一律に対象外になるわけではありません。消費者庁は、広告の表示額と実際の請求額に大きな差がある場合などは、適用除外にならないと考えられるとしています。
- 期間を過ぎていても:事業者がクーリング・オフについて事実と違うことを告げたり、威迫したりして、消費者がクーリング・オフをしなかった場合は、期間経過後でも行使できるとされています。
通知は、記録が残る方法で送りましょう。書面なら特定記録郵便や書留など、メールなら送信した内容の記録を保存しておくと安心です。適用されるかどうか迷う場合は、早めに消費生活センター等に相談してください。
5.困ったときの相談先
全国共通の電話番号です。最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等を案内してもらえます。
相談の際は、次のものを手元に用意しておくと話が伝わりやすくなります。
- 契約書、見積書、領収書
- 見た広告やチラシ(画面の保存を含む)
- 事業者とのやり取りの記録(日時、相手の名前、話した内容)